ウッドエナジー協同組合新オフィス適材適所で追求する木造の合理性

摘要

集合住宅，オフィス，校舎などが次々と木造化され，中央ョーロッパ諸国が多層階木造の分野をリードしている背景の一つに，混構造の伝統があるように思われる。一見して石造と思しき街並みが続く古都の建物であっても，床や屋根などは木造であることを知れば，そもそも木造，非木造などという分類はごく最近のものであり，元来，建築や都市は適材適所の合理性によって築かれてきたものだとの思いを強くする。