珠江タワー

摘要

この総面積213,700m~2の珠江タワーは建物に一体化された最新鋭の環境技術と工学を表わしたものである。広州珠江タワー不動産会社の新社屋は、中国の広州にある珠江ニュータウン地区内に立地する。SOMは同社と一体となって、この設計競技の原案を世界でも最高レヴェルのサステイナブル建築と工学技術の実例に仕上げた。高さ309mのタワーのすらリとした空体力学の形態は、太陽の軌道と風の流れを正確に把握した結果を実体化したものである。建物の形状は熱吸収を最小にしながら最適な日照が得られる太陽の軌道を利用している。加えて、この形状は周囲の風を設備階に設けた一対の開口部に集め、そこで風力タービンが建物に必要なエネルギーを発生させる。