組織体制: KPFのデザイン

摘要

KPFの実務は、さまざまなレベルでのコラボレーション、相乗的な作用、そしてアイデアの共有に根差している。これらは、建築家とクライアント間、建築とその他の分野の間において、そして事務所のスタッフ間で行われる。KPFは、世界最大規模の複雑なプロジェクトを確かな技術をもって確実に遂行することを目的に組織されている。それと同時に、今もなお流動的な内部構造を維持しており、多様な視点と専門知識を混在させて探求と革新が進められている。事務所ではスタジオを明確に区分しておらず、そのことによって、各個人が同僚とさまざまな関係を築くことで知的な交流が生まれるというメリットがある。デザイナーは、建築をめぐる議論から新たな発見に繫がるように、チームとして考えたり、仕事をしたりすることが奨励される。