頭端駅の機能更新： ウイーン中央駅

摘要

109haの規模におよぶウイーン中央駅は、まちと市民にとって最も重要なインフラストラクチユアのプロジェクトである。新しいウィーン中央駅を中核に、どこよりも充実した交通の利便性と質の高い生活が特徴の新しい地区が、街の中心部から2.5kmの場所につくりだされている。このプロジェクトは最先端の交通のハブをもたらすだけでなく、5,000戸の住宅とおよそ20,000人の雇用、そして新たな社会的なインフラストラクチユアを備えた、まったく新しい地区の中心にもなつている。現代ウィーンの中でも重要な場所であるクヴァルティーァ·ベルヴエデーレに隣接する新たな街区の開発にとって、ウイーン中央駅はこれまでも、またこれからも、その核となるものである。商業の中心地であるべルヴエデーレ地区、新しいウイーン中央駅、新設された橋と横断する通路、さらに新たな居住地区のソンウェントフィァテルを含む全体の開発計画は、かっての南駅の敷地を劇的に拡張している。橋と通り、柔らかな照明、並木が植えられた大通りと自転車専用道路が、新しいこの街区を、通過しやすく自由に移動できる場所としている。170年前に建てられた南駅の敷地がかって抱えていた問題は、今では過去のものとなった。新しい2つの橋(ァーセナルシュテークとズュートバーンホーフブリュッケ)、3つのアンダーバス、そして新たな通りがもたらす経路の多様さが、ファヴオリーテンと近隣のヴィーデンやラントシュトラーセを緊密に結び合わせている。