いわき豊間地区——協議会の地域主体の復興まちづくりへの取組み

摘要

いわき巿は東北の最南端、人口約33万人、13万世帯、被災地のなかでは仙台に次ぐ。原発の放射能被害は小さいものの長い海岸線での津波被害は大きく、死者行方不明者347名、全壊7,640棟。巿域で最も被害が大きいのが豊間地区。海岸線2kmの細長いエリアに620世帯、約2,000人が住んでいた。死者行方不明者85名、全壊家屋437棟に及ぶ。震災から4力月後、市役所から住民に対する初めての復興事業説明会、住民からの怒号が飛びかったと聞く。