テーマは「特定秘密保護住宅」

摘要

日本建築家協会(JIA)東海支部の主催するアイデアコンペ「第31回JIA東海支部建築設計競技」の公開第1次審査が10月11日13時から、名古屋巿立大学にて行われた。今年のテーマは「特定秘密保護住宅」。JIA会員や十数人の学生が見守る中、17時半過ぎまでの審議の末に「学生の部」「一般の部」からそれぞれ7作品が選ばれた。今回のテーマが特定秘密保護法(特定秘密の保護に関する法律)を意識したものであることは明らか。ここ数年のテーマが、「きのこのような家」「間」「『光』と『風』」「『屋根』と『床』」「『うち』と『そと』」などこの設計競技の従来の課題である「住まい」から連想されやすいものであったことと比べると、一転して社会問題を世に投げかけたかに見える。