まちの胃袋 第43回

摘要

国際交流基金の計らいにより、インドネシアで講演とワークショップをさせてもらうことになった。首都ジャカルタに始まり、メダン、スラバヤを回る旅である。2番目に訪れたメダンは北スマトラ州の州都であり、インドネシア第4の都巿である。ここにはオランダ統治時代や日本統治時代に建てられた歴史的な建造物が多く残っており、これらをどう活用するのかが課題となっていた。それなら日本の建築リノベーション事例でも話して「さすがは日本だ!」と感心してもらおうかと思ったのだが、現場を見せてもらうとどうも状況が違う。