神奈川県立上溝高等学校

摘要

神奈川県立教育施設再編10か年計画(まなびや計画)に基づく、相模原市上溝高校の建て替え計画である。計画にあたって、幹線道路側からアクセスしやすいよう、正門を移動•新設した。旧正門は、通用門として、記念碑とともに残し、旧校舎の記憶を継承した。建物正面には、陰影をつくり出すルーパーを設け、伝統校に相応しい風格ある表情を感じさせるようにした。校舎は帯状の敷地形状にあっても、中廊下型配置を極力避け、中庭型の構成として通風採光に配慮した。1階には管理関係の諸室の他、図書閲覧室•総合学習室等を配置し、学校開放の際利用者が利用しやすく管理しやすい配置とした。