ァクティビティの設計と建築家の職能

摘要

赤松アクティビティとは，ご存知の通り人がどのように動くか，そこで行われる活動を示す言葉であり，CAtもアクティビティを設計することをコンセプトとしてきました.しかし現代社会はさまざまな問題をかかえて閉塞的な状況になり，日本の建築業界も転換期にきている気がしています.建築家ひとりひとりの活動の幅が広がり，プロジヱクトそのものとの関わりかたも多様になっている.この両方が変わってきている時には，アクティビティの本質を問い，そこに建築はどう働きかけられるか建築家がどう関わり得るかもひっくるめて根本から考えていくことの必要性を強く感じています.家成さんのように，運営まで手がける建築家か増えている背景もそこにあるのだと感じています.今日は建築家や事業者，ユーザーの視点も絡めながら，いま設計活動をすることとその領域について考えたいと思います.