数種の計測法によるPG 板の端部形状差を利用した高効率非接触駆動のための反磁性磁気反発力データの比較検討

摘要

ディジタル微小トルク計を用いた準静的計測法と電子天秤を用いた従来の二種の準静的測（動的計測システムを含む）によるPG 板試料端部に作用する反磁性磁気反発力の計測データは一致した．一方，ディジタル微小トルク計を用いた計測システムでは，大きさ（ピーク値など）は概ね一致しているが，観測される範囲（タイミング）が異なっている．本研究対象のような極めて小さな磁気的作用を捉えるためには，複数の計測手段によって物性を正確に捉えることは重要であるが，個々の計測システムの特性を充分に理解したうえで，計測データを検討する必要がある．