施工BIM小委員会における議論を通じた問題点の整理

摘要

施工BIM小委員会は建築生産運営委員会の傘下の小委員会で2016年4月に設置された材料施工委員会傘下の小委員会である。本小委員会は、建築生産VR小委員会（2004年4月〜2008年3月）、建築生産情報化小委員会（2008年4月〜2012年3月）、建築生産BIM小員会（2012年4月〜2016年3月）、施工BIM小委員会（2016年4月〜2020年3月）と名称変更と改組を行いながら、建築生産分野におけるICT技術や可視化技術全般について調査·研究を実施してきた。建築生産VR小委員会から数えると2019年度で15年間にわたり活動を実施してきたが、その間に工事現場を仮想空間上に可視化する中心技術の名称もVR技術や3次元CADからBIMへと変化してきており、建築分野における情報化技術の進歩と変化の速さが感じられる。施工B頂小委員会へと改組後は2017年度の日本建築学会大会において「建築生産の近未来」と題するパネルデイスカツションを実施している。