熱溶解積層法3 次元プリンタを用いて作成された声道模型の音響特性に関する一考察

摘要

鼻腔付き母音発話MRI データを基に，熱溶解積層法（fused deposition modeling，FDM）方式の3D プリンタを使用して作成された壁厚の異なる声道模型の音響測定を行い，壁厚の違いが声道模型の音響特性に差異となって現れるのか、また、同じデータを使用して有限要素法（FEM）で数値解析して求めた伝達特性とも比較した結果について報告する。さらに、声道模型の声門部に声帯音源を与え口唇部で録音された音声とMRI データ被験者本人の音声を比較し，類似した特性が得られるかどうかについても比較した結果を報告する。