宇宙用エネルギーハーべスティング発電素子の検討

摘要

エネルギーハーべスティングとは，従来見向きもされなかった微弱エネルギー（たとえば，室内光エネルギー,道路や工場などの振動エネルギー，排熱エネルギーなど）に着目し，微弱な電力（マイクロワット〜ミリワット程度）として“収穫”し，センサのような超低消費電力機器を動作させる技術である.無線モジュールを組み合わせることで電力ラインだけでなく，信号ラインも排除でき，完全にワイヤレス化を実現できる（図i参照）•この配線要らず，電池交換要らずのエネルギーハーベスティング技術は，“モノのインタ'~ネット（Internet of Things : IoT)”を支える技術の一つとして，現在盛んに研究が行われている.