３次元モデルを活用した営業線近接工事－鉄道仮橋梁（トラス桁）横取架設の事例

摘要

「南海本線（堺市）連続立体交差事業」は南海本線の石津川～羽衣間の約2.7km における連続立体交差事業である．「南海本線（堺市）連続立体交差事業に伴う土木関係工事（第１工区）」の工事区間は，石津川駅から諏訪ノ森駅までの中間部約600m であり，平成28 年4 月より工事着手した．本工事では，石津川南側護岸から約290m の区間を仮線高架工法によって高架化し，仮線の設置のために，現在の石津川橋梁の西側に仮橋梁（約90m）を架設する（図-1）．本稿では，河川内および，営業線近接での作業における施工計画，問題点の事前抽出を目的として，3 次元モデルを活用した事例について述べる．