システム化による橋梁たわみ計測の効率化

摘要

迫りくる急速な人口減少社会のなかで，地方自治体では財源・人材・技術者不足の課題を解消すべく，最小限の費用・人員で多数の橋梁の性能を確認できる簡易な技術が必要とされている．橋梁の健全度を知る上で「たわみ」は重要な指標の一つであるが，従来周辺環境によっては計測が困難な指標とされてきた．その様な中，加速度から「たわみ」を算出する技術が進歩してきた．本論は将来的な「たわみ」の活用を期待して，効率よく「たわみ」を取得する技術の試行を行い基礎データを収集することを目的とする．