端部の固定条件が鋼管座屈耐荷性能に及ぼす影響に関する実験的検討

摘要

電力流通設備の1 つである送電用鉄塔は2025 年頃には半数が経年50 年を迎えるともいわれており、そのほかの社会基盤設備と同様に経年化への対応が課題となっている。当所では、経年事象のうち腐食に着目して、腐食が生じた送電用鉄塔の構成部材が有する耐荷性能について検討をしてきている。本報告では、部材端部の固定条件が鋼管の耐荷性能に及ぼす影響について、載荷実験に基づき分析した結果を示す。