狭バンドギャップポリマーの合成と物性(24)有機薄膜太陽電池へ応用可能な新規狭バンドギャップポリマーの合成と評価

摘要

近年、エネルギー問題や環境問題が深刻化しており、化石燃料に代わるクリーンエネrnルギーである太陽電池に期待が集まっている。当研究室ではこれまでピロール(Pyr)と2-スルホベrnンズアルデヒドナトリウム(BS)の付加縮合から得られる共役系ポリマーが研究されていた。このrn共役系ポリマーは1000nm 以上の吸収をもつ狭バンドギャップポリマーである。また太陽光のエrnネルギー分布から求められる短絡電流とバンドギャップ(Eg)の関係より、Eg=1.0eV が太陽電池にrn使用するのに最も適していることが分かっている。本研rn究では太陽光の長波長領域の変換が可能な有機薄膜太陽rn電池の作製を目指して、Eg＝1.0eV 付近のポリマーの合rn成を行った。また、ITO/PEDOT:PSS/狭バンドギャップポrnリマー:PCBM/Al の構造の有機太陽電池を作製した。