超高感度迅速放射性炭素同位体分析装置の開発(2) 中赤外域光周波数コム光源の開発

摘要

光周波数コムは，レーザースペクトルの縦モードが非常に高い精度で等周波数間隔に並hだ光源であり，精密分光や高精度距離計測の分野において，超高精度な新しい光源として注目を集めている1)．本プロジェクトでは，生体試料中の微量14Cを高感度に分光検出するために，波長4-5 μm帯にある14C固有の微細な振動吸収スペクトルを用いる．本発表では，我々が取り組hでいる超短パルスファイバレーザーをベースとした中赤外コム光源の開発について紹介する．