センサRFIDを用いたコンクリート内部の無線センシング技術の検討

摘要

インフラの維持管理において，定期的なモニタリング技術が求められている.特にインフラの主要材料であるコンクリートの特性把握については内部のセンシングが重要であり，様々な測定技術が開発されている.本報告では，無線測定技術の一つであるRFID技術を取り上げ，その適応性を検討した.RHDは外部からの電波のみで駆動する為，電池交換が不要で長期の埋設が可能である.予め埋設したセンサRFIDにて温度，質量含水率のセンシングを実施した結果，既存評価器と同等の傾向を示し，非破壊測定での可能性を示した.