上海市の住宅部門におけるェネルギー消费構造の経年動向に関する分析

摘要

中国では高度経済成長に伴い、エネルギー消费量は急速に増大している。近年、地球温暖化や化石燃料といった問題から、中国の省エネルギーや二酸化炭素などの温室効果ガスの削減への取り組みは国際的に大きな注目を集めている。住宅部門では生活水準の向上とともに住環境に対する快適性·健康性への要求が高まり、住環境の改善，各種家電製品の普及などの生活様式の変化に伴って、住宅部門のェネルギー消费構造、特に都市部でのエネルギー消费構造は大きく変わっている。今後、経済発展と生活水準の向上に伴い住宅部門におけるエネルギー需要は一層拡大すると考えられており、各種の省エネルギー対策を実施して快適な居住環境を形成していくことが重要な意義があるが、住宅部門エネルギー消费実態についてのデータは極めて少ないのが現状である。