仮想音源分布に基づく残響生成および音場収録・再生手法

摘要

建築空間で生じる残響は室内音響エネルギrnー密度の減衰である。一般に用いられているリrnバーブレーターはこの減衰を電気的に模擬しrnたものである。しかし建築空間における残響のrn本質は，受聴点に様々な方向から時々刻々到来rnする反射音の集合であり、時間と3 次元空間（方rn向）情報を併せ持った時空間現象と捉える必要rnがある。建築音響の分野では、室内で生じる反rn射音群を仮想音源分布として表現する方法がrnある。仮想音源分布は残響を本来の時空間情報rnとして表すことができる有効な方法である。