プラスチック光ファイバ中のブリルアン散乱とそのセンサ応用

摘要

記憶機能を有する歪・温度分布センサ実現に向けての重要rnな第一歩として、本稿ではPOF 中のブリルアン散乱のセンシrnング特性の解明と、高速BOCDR 法によるPOF を用いた歪・温rn度の実時間分布測定の実証について述べた。1550 nm帯においrnて、POF 中のBFS（約2.8 GHz）の歪・温度依存係数ともに、rnシリカファイバと比べて符号が逆であり、絶対値はそれぞれrn0.2 倍、3.5 倍であることから、POF 中のブリルアン散乱は歪にrn依存しにくい高感度な温度センシングに利用可能であることrnを示した。また、POF に数%を超える大きな歪を印加した場合rnに生じるBFSホッピング現象についても紹介した。最後に、高rn速BOCDR 法をPOF に適用し、温度の分布測定や動的歪の検出rnを実証した。今後の課題の一つは、記憶機能の実装である。