多人数対話システムにおけるロボットの挙動に対するユーザ反応の分類

摘要

人間は対話時に，相手の反応から対話状況を理解し，rnこれに応じて自身の発話や動作を変更することができる．rnロボットはユーザの反応を検出できない場合，対話状況rnに適した発話や動作を生成できない．ロボットが社会的rnパートナーとして受け入れられるには，ユーザの質問なrnどの意図的な情報だけでなく，ユーザの反応などの意図rn的でない情報も理解する必要がある．rn本研究では，対話状況に適した発話や動作を生成させrnるため，ユーザの反応に着目する．ユーザの反応を検出rnできれば，図1 のような対話が実現できる．ユーザが頷rnいていれば，ユーザが興味を示しているという状況をロrnボットが理解し，それに応じた発話を行うことで対話のrn活性化が図れる．また，ロボットの挙動に対してユーザrnが笑ったなら，何かがおかしいという状況をロボットがrn理解し，それに応じた発話を行うことで，誤動作から復rn帰できる．