独立行政法人「大学入試センター」と各大学との共同により,およそ30 年にわたり実施されてきた「大学入試センター試験」( National Center Test for UniversityAdmissions)(以下,「センター試験」と記す)の後継として「大学入学共通テスト」(Common Test for UniversityAdmissions)(以下,「共通テスト」と記す)が2021 年度入試から実施された.解答方法はセンター試験同様マーク式のみであるが,思考力・判断力・表現力等を一層重視した評価ができるよう,作問や出題形式が見直された[1].中でも英語については出題傾向の変化が話題になっている.「聞く・話す・読む・書く」の4 技能を測る民間試験の活用が見送られた一方で,実用英語やリスニングの重視が鮮明になった[2].
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