地理情報に基づく風力発電導入サイト選択と送電線計画の連携手法の検討

摘要

1 km四方のメッシュセルを最小単位に、青森、秋田、岩手の3県における風力発電所の設置に適したセルを抽出した。次に、全領域、ボロノィ領域における最小分散ポートフォリオによってグループ化し、WFの設置に最適な地域を選択した。結果として得られた2つのWFの適地を出力分散値によって比較評価した。全領域における最小分散ポートフォリオの選択分布は広く分散しており、効率的なフロンティアはわずかに優れていた。出力分散を抑えるためには、地理的に離れた地点をWFとして選択することが有効であると考えられる。