３D センサを用いた車両外観の状態変化監視

摘要

３Ｄセンサとレーザドップラセンサを組み合わせることで歪のない３Ｄ画像を取得することができた。これにより測定開始点からの画像上の座標位置が一定となるため，後工程でのデータ処理が簡略化できるなどの負荷軽減効果が期待され、容易に状態変化を把握することができる。今回の測定精度の検証において、奥行き方向では標準偏差0.05mm, 移動方向では標準偏差1.4mm の精度で測定ができた。実車による走行においてもボルトの緩みの把握や環境による状態変化（着雪状況）を定量的に把握ができた。このことから、本手法が車両外観の状態変化を高い精度で監視できる有効な手法であることを示した。