直接通電加熱（DH）による鋼線、鋼板の急速加熱

摘要

弊社では、高周波誘導加熱設備の製造、高周波焼入受託加工に加えて、高周波全体加熱·連続焼入れ·焼戻しによるPC （Pre-stressed Concrete）鋼棒や冷間成形コイルばね用鋼線などの高強度鋼線材の製造を行っていることから、約40年前のオイルショックを契機に、DHのエネルギー変換効率の良さを連続鋼線材熱処理に活かすべくDH装置開発を開始し、1982年に電極の高寿命化に成功して連続鋼線材の量産に適用開始し、種々の連続線材用DH装置の販売も開始した。また、2008年からは、自動車車体用などの薄板（薄鋼板）の加熱·熱処理へのDH適用開発にも取り組hでいる。以下で、最近までの弊社のDH技術·装置の開発状況を報告する。