磁気ディスク装置の高記録密度化のために,熱アシスト磁気記録(heat assisted magnetic recording:HAMR)とビットパターン媒体(bit patterned media : BPM)を組み合わせた記録方式(heated-dot magnetic recording : HDMR)が提案されている.本研究では,BPMのドットの大きさ,位置,及びキュリー温度にばらつきと面記録密度の関係についてマイクロマグネテイクスシミュレーションを用いて検討した.その結果,ドット径の平均が8nmの条件において,オントラックと隣接トラックのビットエラーレート(biterrorrate:BER)がともに0となる条件は,ビットピッチ,及びトラックピッチが12 nm,ドット径,ドット位置,及びキュリ一温度のばらつきはそれぞれ2 %,1%,2%以下となった.その時,面記録密度4.48Tbit/inch~2を達成することができる.
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