超伝導集積回路光インターコネクションのための量子井戸光変調器の超低電圧化の検討

摘要

4.2 K の極低温で動作するNbベースの超伝導集積回路は，極めて低い電力消費で数十GHzの高速動作が可能である．しかし出力はサブMv 程度と小さく，大容量CMOS メモリのハイブリッドシステムを構成する上で，CMOSメモリとの接続に昇圧回路を介す必要があり，速度の低下，集積性の悪化，消費電力の増加が課題となっている．そこで本研究では，サブMv で駆動する光変調器を用いて昇圧回路を必要としない高速な光インターコネクションの実現を目指している．