礫河床におけるオオカナダモの流下特性に関する研究

摘要

南米原産の沈水植物であるオオカナダモ(Egeriadensa）の繁茂は付着藻類に届く光を遮るため，アユ等の餌場の劣化や在来の沈水植物の生育を阻害する．これまでに様々な除去方法が試みられているが，効果的な駆除方法は見つかっていない．日本では雄株のみが移入されたため，オオカナダモの繁茂は受粉ではなく，切れ藻の流下による礫や木々等に捕捉され活着する方法，もしくはダブルノードから根が生えることで活着する2 パターンがある．