二次元一周期境界値問題に対するアイソジオメトリック境界要素法へのGalerkin法の適用

摘要

アイソジオメトリック解析は従来の有限要素解析法とメッシュレス法の流れをくむ解析手法であり、有限要素法に対する新しい解析法としてHughesらによって2005年に提案された［1］。CADソフトウェアとの連携性の向上を目標に提案されたこの解析法は、CADデータの表現に一般的に使われるNURBS関数を形状関数と補間関数に採用することを特徴とする。NURBS関数を形状関数に採用することにより、アイソジオメトリック解析はCAD データの厳密な表現とメッシュコストの削減を可能とし、また、高次要素であるNURBS関数を補間関数にも採用することにより、高い精度の解析結果を期待することができる。