2014年度　CFRオクタン価専門委員会活動報告－動的燃料レベル法の検討－

摘要

ガソリンのオクタン価はJISや品確法に制定されている重要な品質項目であるため、石油学会では隔年で国内のオクタン価試験機関を対象に照合試験を実施し精度を確認している。オクタン価はCFRエンジンを用いて高度な測定技術やエンジン整備技術が求められ熟練度が必要であるが、近年、製造メーカよりオクタン価試験の簡便化と内挿．動的燃料レベル法（以下B法）による精度向上を目的に新操作盤（XCPパネル）が発売された。石油学会では製造メーカの協力を得てデモンストレーションを実施し、XCPパネルやB法の有効性を確認した。当委員会ではJIS試験法に両者を追加するための活動も実施している。