Hondaの四輪新世代パワートレイン技術により,一層のCO_2 低減とHondaらしい走りを両立した,第3世代となるディーゼルエンジンを新たに開発した.新エンジンの開発にあたり両立を目指した.排気量低減およびシリンダブロックのオープンデッキ化等の軽量化の,徹底したメカフリクション低減,LP-EGR (Low Pressure Loop-Exhaust Gas Recirculation)とHP-EGR(High Pressure Loop-Exhaust Gas Recirculation)の協調制御ストラクチャ採用による燃焼状態の最適化および燃焼改善技術により,2013年モデルのCIuCはNEDC (New European Driving Cycle)においてクラストップレベルの燃費性能となるCO_2=94g/kmおよびEURO5の排ガス基準を達成した.本稿では低燃費·低排ガス達成技術の中でも特に燃焼改善技術に関して,その内容および効果について紹介する.
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