岡山県高梁市における伝統的町家の構造特性に関する研究その7 1/3 縮小立体建物模型による静的加力実験及び接合部補強が壁面に及ぼす影響の解析的検証

摘要

接合部補強を施すことで建物の耐震性能の向上は期待 できるが、初期剛性に関してほぼ影響は無く大変形に至 った後の剛性?耐力に大きく影響を及ぼすことがわかっ た。また、既存耐力壁の改良を行うことで初期剛性の増 大が望め接合部補強の効果が現れる大変形時においても 更なる耐震性能の向上が期待できるものと考える。今後 は既存耐力壁である土塗り壁の改良を行う具体的な方法 の検討が必要であると考える。