京都市修徳学区におけるコミュニティ?ガバナンスの記述まちづくり活動におけるソーシャル?キャピタルとしての社会ネットワークの研究（その１）

摘要

分業の進展や人ロの流動化、メディアの発展は個人の 集団に対する帰属意識を薄め、地域コミュニティの弱体 化を招いた。しかし地域の課題が多様化した今日こそ、 独自のまちづくり展開を目的とした協働が必要であり、 住民間の意図的な関係形成が求められている。そこで本 研究では人と人?組織の関係を資源と捉える「ソーシャ ル?キャピタル」の概念に着目し、地域の自治連合会が形 成する社会ネットワークとまちづくり活動を分析するこ とによる、コミュニティ強化に有効なまちづくり活動の 設計方法の探求を目的とする。その１では自治連合会を 中心に据えたまちづくり活動および協働の仕組みの変遷 を記述し、今後のコミュニティ?ガバナンスの実践的知 見の獲得を目指す。