多機能複合拠点の運営実態について:多機能複合拠点の導入による団地住民の生活実態の変化 その１

摘要

多機能複合拠点の事業者は、共同で行うため効率がよ く、土地費用負担や人権費が軽減される、また診療所を 利用するついでにスーパーを利用するなど利用者が増加 する利点を感じている。一方で、利用者は、様々なサー ビスを1ヶ所で受けられ、ライフステージに応じた利用が できるなどの利点を感じている。しかし、事業者は日々 の業務が忙しく連携しづらく、利用者には高齢者施設と いうイメージがあるなど課題もいくつか存在する。そこ で今後、①建築関連規制の一本化、②高齢者施設である というイメージをなくすこと、そのために定期的に催し 物などを地域と共同で開催すること、③総合窓口や住み 替え支援窓口の開設、など必要であると考えられる。