太陽電池の発電効率を高く保つためには,電力が最大になるようにモジュール電圧を制御する必要がある.この制御を最大電力点追従(Maximum Power Point Tracking, MPPT)と呼ぶ.最大電力点(MPP)は日射強度およびモジュール温度に依存するが(Fig. 1),モジュールの温度は計測可能であり,またMPPTの温度依存性は既知であるため,日射強度を計測することによりMPPTは可能である.しかし日射強度は雲に強く景多響を受け,かつ短時間で大きく変化するため,日射強度の実測値を利用したMPPTでは時間遅れのためにミスマッチ損失が生じる.そこで全天球カメラを利用して雲画像を取得し(Fig. 2),日射強度を予測する手法が研究されている.
展开▼