高温超電導開発のロードマップ（国際エネルギー機関高温超電導委員会調査）

摘要

IEA（国際エネルギー機関 本部パリ）の高温超電導委員会（IEA-HTS-TCP）において、世界各国の識者にアンケートを行い、高温超電導線材、冷却、各種電力応用について、将来見通しの調査（2015-2030）を行った。特に、世界で 15 社以上ある線材会社の内、すでに 5 社以上が年産1000km の製造能力を持ち、YBCO 線では、その販売値段を10 ドル／kAm 程度にし、商用化を目指していることが分かった。機器応用では、欧州米国で盛hなケーブル、限流器で2025-30 年には商用化する意向が分かった。この調査の概要を報告する。