CNNを用いたCGモーション間の自然なつなぎの自動生成手法の検討

摘要

近年の CG 技術の目覚ましい発展により，ゲームや映画等のエンターテイメントだけでなく人間工学や運動学のシミュレーションなど様々な分野にも CG が応用されている． CG キャラクターの動きを再現するには，モーションキャプチャシステムを使って実際の人間の動きを計測して作成することが一般的であるが，作成された 2 つのモーションデータを自然に連結させるには，モーション同士を滑らかに繋ぐ補間処理が必要である．本論文では，補間されたモーションのことを「つなぎ」と呼ぶこととする．「つなぎ」を生成する際に，一方の終端ポーズと他方の始端ポーズを単純に線形補間すると，ぎこちない動作になることが多く，自然な連続動作に見えるように調整することは時間のかかる作業である．