日常生活での移動に身体的負荷のかからない最適な車椅子の提案

摘要

近年，少子高齢社会が進み公共交通機関の少ない地域では移動する際の身体的負荷等多くの課題が残っている．日常生活において高齢者や障がい者の生活の足として車椅子は大きな役目となっており，移動には欠かせない福祉車両の一つと言える．その中で近年，超小型モビリティに関しての数々の研究や取り組みが進められており，駅等の公共交通機関からスーパーや病院へ向かう場合のラストワンマイル(約1.6 km)が重要視されている．日常生活の中での公共の乗り物や市町村が運営するような小さなコミュニティバス等が存在する．しかし，その全てが生活圏内を網羅しているわけではない．