電気自動車用サブストレート型ハイブリッドヒューズの 溶断時間特性の改善

摘要

サブストレート型ハイブリッドヒューズにおいて，I 部の 絞り部の位置や幅を変えることによる溶断時間特性の変化 を調査した。その結果，絞り部の幅を縮めることで，定格 電流の500%の溶断時間の改善がされ，JASO 規格に規定さ れる溶断時間特性を満たす結果が得られた。しかし低電流 域では錫メッキ部が溶断せず，錫メッキ部の位置をエレメ ント中央部に移動させる，または錫の代わりにより低融点 の金属を使用する等の改善が必要であると考えられる。