ステンレス鋼板のレーザ溶接システムに関する異常検知技術の開発（第3報）－レーザスポット溶接への適用

摘要

レーザ溶接品質の管理に，種々の手法が開発され，レーザ溶接モニタリング装置として市販されている．しかし，溶接品質の評価管理は，接合中に限らず，接合前後を含む全プロセスの監視が必要である（図1）．第1 報では接合中に得られた特定波長の光強度を測定し，連続溶接における異常検知技術について提案した．本報では，第1 報の波形解析技術をパルスゲーティングモードによるレーザスポット溶接への適用検討を行い、これに伴って新たな異常検知技術を開発した．その結果，レーザスポット溶接システムの溶接中での異常検知技術の可能性を得たので報告する．