繊維混毛進捗率が筆ペン用ブラシに及ぼす影響の解析

摘要

高性能な筆を製作するために、性質の違う原材料を多種混ぜ合わせることで単一種ではできない性能を実現させる。しかし、用途に合わせて選毛·毛組（幾種類かの繊維を組み合わせる工程）されても、一定に混毛されないと、バラつきが田て品質が安定しない。そこで筆製造工程における毛揉み技術（繊維束のあらゆる部分で、混合比を一定にする作業）により、多種類の原材料を均一的に分布させる。本研究では混毛進捗率が機械にて製造された筆性能に与える影響を調べた。混毛進捗率が25%、50%、100%の原材料を製造機械に投入し、泡毛進捗率毎の繊維分布観察、不良品発生率、筆剛性（筆の腰）のバラつき、水分保持量のバラつきを測定した。