ナノカーボンおよび導電性有機材科を用いたフレキシブル透明導電膜の作製と応用

摘要

単層カーボンナノチューブ（CNT）は極めて高い電子由正孔移動度および優れた導電性を持つことから、次世代電子デバイス用材料として注目されている。単層CNTの応用の一つに、インジウムスズ酸化物（ITO）に代わる透明導電性薄膜材料がある1）。現在、透明導電感としてITOが広く使われているが、低抵抗化するためには厚膜化する必要があり、フレキシブル基板への適用が難しい。また、希少金属の枯渇問題から、単層CNTをポリマーフイルム上に薄く成膜することにより、透明導電膜として使用することが期待されている。