「イノベーティブスマートチャンネル」熱交換器搭載ATWのFT実施結果－45-40°C温水往復暖房モード

摘要

著者らは前報において次世代省エネルギー基準の6地域（IVb地域（川崎市））でのFT結果を報告した．本報告は次世代省エネルギー基準の2地域（2Ib地域（青森県上北郡七戸町））でのFT結果を述べる．欧州の家庭向け暖房用熱源機であるATW（Air To Water Heat Pump）が日本の低外気温高湿度の気候条件において，24時間全館暖房を実現する場合にどのような振る舞いを示すかの調査が必要と考える．本研究では，45-40°C温水往復暖房モードの条件において，「イノベーティブスマートチャンネル」（※1）熱交換器（ISC_HEX）を搭載したATWとプレート式熱交換器（Plate HEX）を搭載した商品レベルのATWのFTを行い，両者の低外気温性能を比較し，ISC_HEX搭載ATWの低外気温性能を明らかにする．