制御系システムにおけるサイバーセキュリティへのサプライヤーの挑戦

摘要

昨今、新聞などでサイバー攻撃、パソコンウイルスの脅威、データの搾取などの記事を目にすることが多くなっている。イランの核分離設備でのサイバー攻撃は、制御系システムをターゲットとし巧妙に仕掛けられたウイルスにより設備に多大なるダメージを与えた例の一つである。このようなサイバー脅威に対し、各産業システムユーザーはセキュリティ対策の検討を進めている。一方、システムサプライヤーでも、プラント運転システムのサイバー脅威からシステムを保護するために、ネットワークの強化·アンチウイルスソフトなどによる対抗を行っている。ここでは、プラント運転制御システムを供給するサプライヤーとしての取り組みを紹介する。