電柱内部の鉄筋の腐食モ＝タリングの検討

摘要

電力供給の配電設備として使用されている電柱には，プレストレストコンクリート柱が多く用いられている．遠心成形で製造される電柱のコンクリートは中性化しにくく鉄筋を長期間防錆するため、電柱は長期の耐久性が期待される，ただ，コンクリートが中性化しない場合においても，コンクリートのひびからの雨水の浸透により鉄筋に腐食が生じることがある1），2）．本報では，電柱内部の鉄筋の腐食進展を評価するために，鉄筋電位のモニタリングを実環境で検討した結果について報告する．