開発した全砥石作業面自動画像処理評価システムの利用―研削過程におけるCBN 砥石作業面性状の変化

摘要

研削加工においては，実際の研削に関与する切れ刃の分布や形状等の砥石作業面性状が工作物仕上げ面粗さ等を大きく左右する．このため，著者らは研削作業での簡単な砥石作業面性状評価システムの構築を目指して，CCD カメラで撮影した砥石作業面の顕微鏡画像をコンピュータ解析できる，全砥石作業面自動画像処理評価システムを開発した．本報告では，実際にSKD11 焼入れ材の平面プランジ研削を行った場合の，メタルボンドCBN 砥石における砥石作業面性状を追跡·調査した結果について報告する．