Bluetooth Low Energy を用いた新幹線設備データ収集システム実証試験

摘要

鉄道の地上設備にセンサを設置し，監視データに基づいて修繕や交換を行う状態基準保全の導入により，保守コストの低減が期待できる。しかし，監視対象が多くなるとデータ収集に手間やコストがかかる。そこで，スマートフォンやパソコンとの接続が容易で，安価な無線であるBluetooth Low Energyを用いた無線センサを監視対象に設置し，近くを走行する車両に受信機を搭載することで，移動しながら効率良く監視データを収集する設備データ収集システムを開発した。動作確認のため，新幹線の駅に無線センサを設置し，通過列車でデータ収集する実証試験を行つたので報告する。