駐車場案内システムにおけるドライバー嗜好と自動割当の比較

摘要

駐車場案内システムは、都市中心部や市街地などで所要の道路利用者へのサービス向上や混雑緩和を目的として、ドライバーを駐車場に案内するシステムである。現状では駐車場の位置とその満空情報の提供が中心であるが、個別の車両に駐車場を割り当てることが出来れば、駐車場利用の偏りも減少し効率的な利用が期待できる。しかし効率性を重視するあまり、ドライバーの嗜好が省みられなければ、利用者に受け容れられないシステムとなってしまう。このようなことから本論文では、各種の状況下でのドライバーの駐車場選択特性を調査し、自動割当に対しドライバーが満足出来るかどうかを比較検討したので、報告する。